他人と被らない道具で釣りをしたい…というのが根底にあってスピンキャストを使い始めましたが、ロッドビルドもそんな動機で始めました。中国サイトから部品を取り寄せて組んでいるだけですので、プラモ感覚。腕はまだまだ。ケチれるところはケチっておりまして、接着剤や道具はダイソーやセリアのものを使用しています。
ガイド位置なんかも本当は強度計算とかちゃんとあるそうですが…正直適当です。一応、Fujiのホームページに載っているガイド間隔表を参考にしつつ、目測で再調整しています。あとはこの竿の入魂式を行いたいのですが…まだしばらく行けそうにないですね…。リールのほうは過去に何度も使用しているので良いのですが…。
今回購入したブランクと部品の太さをちゃんと考慮していなかった為…グリップエンドが妙に長くなってしまいました…。さてどうしたものかと思いましたが…ゼブコオメガZ03を載せたら意外とバランスがいい!重いリールなので(300g)結果的にこれくらいのグリップエンドでバランスがとれた…と思うことにします。
キャスト時にグリップエンドの長さが邪魔になるかもですが…そこはスピンキャスト。どんな投げ方も可能にしてしまう…キャスト時にらせん状にラインが出るのはスピニングと一緒ですが、キャスト前にラインをホールドするときというのがスピニングと違ってフェイスカバーの中でラインをぎっちり挟みこむような感じなので、どんなフォームでも投げれますしバックラッシュもしません。ラインフルロックからのトラブルレスキャスト…ということでボウ&アローなんかも簡単。ルアーを水切りのように水面を走らせて障害物下にぶち込むのも簡単に出来てしまう…まあ、これは海では使用機会がほぼありませんが。とにもかくにもスピンキャスト…と言うだけあって「キャスト」に特化したリールなんですよね。
数年前まではゼブコオメガに4ピースロッド…当時はメジャークラフトのゴーエモーション、その後はBENKEIを愛用していて、崖みたいなところを降りて磯釣りでアイナメを狙っていました。
スピンキャストは正確なキャストを手返し良くかつトラブルレスで扱えるので、この点はベイトリールに勝るかなと思います。使用時はラインに直接触れないので指を出さない手袋でも使えるのもメリットです。これが極寒の時期にアイナメを狙うときに地味に大きいメリットかなと。
もともと道具の扱いも雑なんで、ついその辺に置いてしまって傷つけちゃうんですよね…ので、あんまり高級な道具は使用できないです…。
スピンキャストが大好きなのでついメリットを列挙してしまいましたが大きな注意点として、基本的にスピンキャストは現行のスピニングリールやベイトリールよりスペックは高くありません。子供でも扱えるというイメージを持たれがちで、あながち間違いでもないですが、なによりもこのリールはスピニングでもベイトでもない使用感と個性を楽しむものと思っております。
私はベイトリールもスピニングリールも常に使っています。スピンキャストはベイトタイプとトリガータイプ、両方釣り場に持っていくので、こんな変なやつはそうそういないでしょう(笑)
私の釣りの楽しみ方はハイスペックで快適な釣り、高い釣果…という感じではないです。「好きな道具で楽しみたい」がモットーなのである意味、縛りプレイに近い楽しみ方かもしれません。
このブログを通じてスピンキャスト人口が増えてくれたら嬉しいです。